司法書士の費用に関するあれこれ

司法書士に仕事をお願いした場合に、費用はいくらかかるのでしょうか?
これ、実はとても難しいのです。司法書士のホームページに、費用が載っていることがありますが、これを見ても、結局いったいいくらかかるのか、多分よくわからないのではないかと思います。司法書士である私が見ても、正直、よくわかりません…

当事務所のホームページにも、費用の目安を載せていますが、わかりにくくて申し訳ありません...

司法書士の費用は、大きく次の2つに分けられます。

  1. 司法書士報酬(司法書士の手数料)
  2. 登録免許税等の実費(基本的にはご自身でお手続きをされても発生する費用)

ホームページには、この司法書士報酬と実費についての説明が載っていることが一般的です。
しかし、例えば登記のご依頼でしたら、きちんとお調べしないと、どのような登記が必要になるか、どのような書類が必要になるかがわかりませんので、最終的にトータルでいくらかかるのかは、資料をいただいて少し調べてみないと「なんとも言えない」というのが司法書士の本音です。

例えば、不動産を贈与したときの「贈与による所有権の移転登記」の場合で考えます。
ホームページには「司法書士報酬:所有権移転30000円~」と出ていたとします。しかし、必要な書類を作成する費用、登記簿を取得する費用、郵送料など、純粋な「所有権移転」の登記費用以外にも、様々な費用が発生します。また、贈与をする前提として、不動産をあげる方の住所変更登記が必要な場合や、担保権の抹消登記が必要な場合もあり、それぞれの登記についても、登録免許税と司法書士報酬がかかってきます。

登録免許税は、不動産の評価額によって決まる場合と不動産の個数によって決まる場合等があります。司法書士報酬も、不動産の評価額と不動産の個数に連動しているのが一般的です。例えばマンションが1つでも、登記上は敷地である土地が5筆に分かれていたら、不動産の個数は建物とあわせて6個になり、思っていたより、登録免許税と司法書士報酬がかかってしまうということになります。更には、不動産の個数が同じでも、単有の不動産と共有の不動産が混じっていれば、登記の件数が増え、思っていたより、司法書士報酬がかかってしまうということもあります。

お客様としては「結局トータルでいくらかかるの?」をお知りになりたいと思います。ご説明して参りましたとおり、資料をいただいてご事情をお伺いしないと具体的な数字を申し上げることは難しいのですが、当事務所のホームページでは、こういう前提ならトータルでこれ位になります、という「お見積り例」を少し載せていますので、ご参考にしていただければと思います。

「概算の費用」のお問い合わせいただくことが多いのですが、定型的な内容でしたら、ある程度はお答えできますが、後々お客様にご迷惑をお掛けしないためにも、当事務所では、基本的には都度お見積もりをさせていただいております(お見積もりのみは無料です)。

昔は、全ての司法書士が、定められた報酬基準にしたがっていましたので、どこの事務所でも、ある程度の幅はありますが、基本的には費用は同じでした。現在は、報酬基準は廃止され、各事務所が独自に報酬額を設定しています。したがって、確かに事務所によって費用に違いはありますが、大多数の事務所は、びっくりするほど大きな差はないというのが個人的な印象です。

もちろん、費用の安さを前面に出している事務所もあります。それぞれの事務所には、それぞれの特徴がありますので、お客様の好みにあった事務所を見つけていただければと思います。

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